第二外国語でスペイン語を選ぶべき理由【大学新入生必見】

公開日 2021年2月26日 最終更新日 2022年4月5日

専攻分野に関わらず、大学生が必ず履修するのが第二外国語です。新学期の科目履修で一番最初に登録する科目でもあります。ただし英語以外の外国語に馴染みがない新入生にとって、どの言語を勉強するかは難しい選択かと思います。

そこで本記事では第二外国語をどれにするか迷っている新入生向けに、スペイン語の魅力をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

第二外国語とは

日本語が母語の多くの人にとって、最初に学ぶ言語は英語かと思います。よってその人にとって英語は第一外国語となります。

その場合、英語の次に学ぶ外国語のことを第二外国語と呼びます。一般的に大学に進学すると、文系理系・学部学科に関わらず第二外国語は必修科目となるでしょう。

多くの大学で履修できる第二外国語は、中国語・韓国語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ロシア語などです。

第二外国語を選ぶポイント

第二外国語を選ぶ際のポイントはいくつかあります。

①興味・関心がある言語を選ぶ

まずは自分の興味・関心を第一優先にするべきでしょう。第二外国語は必ず単位を取得しなければならないことが多く、最低でも半年〜1年は継続的に学ばなければなりません。好きなものに関わる言語であれば、勉強も苦にならず楽しめるでしょう。

例えばK-POPや韓流ドラマが好きな人は、韓国語を履修することをおすすめします。実際に大学の韓国語のクラスでは、同じ趣味を持つ人同志で盛り上がっている印象です。

やはり韓国語のクラスは女子が多い…!!!

②将来のキャリアに役立つ言語を選ぶ

せっかく大学でプロの先生に学べる機会があるなら、第二外国語をしっかり身に付けたい人も多いでしょう。自分の将来のキャリアに合わせて選ぶのも得策です。

例えば音楽関係の道に進みたい人は、ドイツ語を履修することをおすすめします。ドイツ語圏には音楽の巨匠も多く、クラシック音楽やミュージカル作品はドイツ語がルーツであることが多いです。

さらに将来、特定の外国で暮らしたい・働きたい人は、その国の言語を選ぶべきでしょう。

日本での実用性を考慮して中国語を選ぶ人も多いですね!

③履修しやすい言語を選ぶ

興味・関心のある言語がない人・将来のキャリアがまだ定かではない人は、とりあえず履修しやすく、着実に単位を取得できる言語を選びましょう。

履修のしやすさは大学のカリキュラムや時間割、担当教授によって異なります。

一見消極的な選択に思われますが、勉強を始めるとその言語の魅力に気づいて没頭することもありますよ!

スペイン語を選ぶべき理由

上記の第二外国語を選ぶポイントを考慮しても、なかなかどれを学ぶか選べない人もいるでしょう。そのような方にはスペイン語の履修をおすすめします!

ここではスペイン語を第二外国語に選ぶべき理由を紹介します。

①魅力的な文化がたくさんある

第二外国語を勉強する時には、公用語圏の文化や歴史も学ぶことがあります。

スペイン語の勉強では、サッカー・フラメンコ・タンゴなどのスポーツに加え、文学・建築・音楽・映画などの芸術や世界遺産にたくさん触れます。また日本でも人気なスペイン料理やメキシコ料理についても知れるでしょう。

スペイン語は魅力的な文化をたくさん持つため、一度勉強すればどなたでも興味を持って楽しめるはずです。

ラテン文化は情熱的なものが多く、気分が上がりますよね!
スペイン語圏にはパエリヤやアヒージョ、トルティーヤやタコスなど美味しい料理がたくさんあります!

②話者が多く実用的

スペイン語はスペインだけでなく、メキシコ・チリ・コロンビア・ペルー・ボリビアなどの南米諸国の公用語となっています。またスペインの近隣諸国であるイタリアやポルトガルの言語はスペイン語に似ており、学習の幅が広がるでしょう。さらにメキシコが隣であるアメリカの西海岸の方ではヒスパニック系住民も多く、スペイン語の学習が進んでいます

英語・中国語に続き、話者が多い言語と言っても過言ではありません。

スペイン語をツールとして、世界中の人と繋がることができます。私は留学を通じてスペインやチリ、ペルーなど世界中に友達ができました!

③学びやすい

スペイン語は英語既習者であれば、かなり学びやすい言語だと思われます。

以下で理由を見ていきましょう。

単語が英語と似ている

まずスペイン語は英語と似ている単語が多くあります。例えば、

「レストラン(名詞)」【英】Restaurant 【西】Restaurante

「勉強する(動詞)」【英】study 【西】estudiar

など綴りや発音が近い場合が多いです。

単語だけでも分かれば、勉強はスムーズになります。

発音が易しい

またスペイン語の発音は他の言語に比べて易しいと思われます。上記の例を用いると、

「レストラン(名詞)」【西】Restaurante ”レスタウランテ”

「勉強する(動詞)」 【西】estudiar ”エストゥディアール”

などと基本的にはローマ字読みをします。そのため初心者にとって意味が分からなくても、発音できない単語はめったにありません。

人気のある中国語やフランス語にも魅力はたくさんありますが、発音が難しいと言われていますね。

ただし「rr」の発音では巻き舌をする必要があります。元々巻き舌ができる人にとっては全く問題がありません。できない人も繰り返し練習することで、比較的簡単に巻き舌を習得できます。

スペイン語を選ぶ際の留意点

以上のようにスペイン語を第二外国語として選ぶメリットはたくさんあります。しかし同時に、留意しなくてはならない点もあります。

①文法がやや複雑

まず多くの日本人にとって、文法が複雑で理解するのが難しいと思われます。英語と類似点もありますが、独特な考え方が必要な場合もあります。例えば過去形は、言及する内容により「点過去」と「線過去」に大きく分けられます。(説明は省略します。)

しかしどの言語でも日本語と異なる文法はあるため、問題集や会話の練習を繰り返すことで理解も深まるでしょう。

勉強方法は基本的には英語を学んだ時と同じです。
繰り返し練習が土台となります。

②動詞の活用形が多い

スペイン語の動詞は人称や時制により語尾が変化します。動詞は規則型と不規則型に分けられますが、規則型の場合、一つの変形ルールを覚えればそれに当てはめるだけです。しかし不規則型の場合、動詞ごとに特有の変形ルールを覚える必要があります。

スペイン語だけでなく、ヨーロッパの言語は活用形が多い傾向にあります。最初は覚えることが多く苦痛に感じるかもしれませんが、ある程度覚えてしまえば変化に慣れてくるでしょう。

大学のテストでは活用形の問題がよく出されました。
私はテスト勉強で徐々に無理なく覚えることができました!

まとめ

本記事ではスペイン語を第二外国語として選ぶべき理由を紹介しました。少しでもスペイン語の履修に前向きになっていただけたでしょうか。

筆者自身も大学入学時に第二外国語の選択に迷いました。当時は「簡単そうだから」という理由でスペイン語を選びましたが、学習するうちにスペイン語やラテン文化に惹かれ、在学中にスペイン留学を果たしました。

今ではスペイン語を選んで良かったと心から思います。
迷っている方はぜひ一緒に勉強しましょう!

第二外国語は大学生活を大きく左右する可能性があります。ぜひ自分の興味・関心を振り返って慎重に選択してください。迷った際にはスペイン語を選ぶことをおすすめします!

質問などある方はお気軽にお問い合わせください!

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